理系を選んだあなたへ
このページに訪れたということは、あなたは理系を選択した方なのでしょうか。
もしくは、理系を選ぼうと思って迷っている方かもしれません。
あるいは、なにか理系について知りたいと思っている方かもしれません。
高校生、もしくは大学生で理系を選んだあなたに、伝えたいと思うことがあって書きます。
その前に、ひとつ、おうかがいします。
どうして理系を選んだのでしょうか?
数学や理科が得意だったり、好きだったりしたからですか?
国語や社会が苦手という理由からでしょうか?
たまたま将来やりたいことが医療系・看護系なので…、なんてこともあるかもしれません。
はたまた、理系のあの人に憧れただけかもしれませんね。
なんとなく将来有利かも…そんなふわっとした思いで選んだ方もいるかもしれません。
わたしが伝えたいことはひとつ。
あなたたちよりも、人生の先を行くものとして。理系を選択してくれてありがとう。
この世の中の大半の人は、文系の人が圧倒的に多いです。
あなたはきっと、これからの人生で自分とは感覚の違う人とあちこちで出会うでしょう。
そして、苦しむことがあるかもしれません。
良いこと・悪いこと、色んなことを言われるかもしれません。
でも、胸を張って生きていてほしいと思います。
間違いなく、これからの世の中を作るのはあなたたちです。
理系を選択したことで、大変こともきっと多いと思います。
自分で選んだ道のはずなのに、数学が難しすぎて苦しんでいるかもしれません。
用語の多すぎる化学や生物に、頭がパンパンかもしれません。
すでに板書が暗号に見えてきた方もいるでしょう。
解いても解いても答えにたどり着かず、嘆いたこともあるでしょう。
ふと見直したとき、初歩の計算ミスを見つけて、途方に暮れる日もあるでしょう。
それでも、ここまでの日々は決して無駄ではありません。
自分の持っている知識を総動員し、何度も試行錯誤して、答えまでたどり着く力。
今の世の中には、こんな力が圧倒的に求められています。
あなたが未来を切り開いていく存在であることを忘れないでください。
あなたの選択と努力が、社会や科学の発展に貢献することに、期待と応援をしています。
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